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(フジサンケイビジネスより引用)
半導体素材 AZ社の投資支援 米ファンドのベスター 初の日本案件

 米大手買収ファンドのベスター・キャピタル・パートナーズが、半導体素材の世界的大手AZエレクトロニックマテリアルズ(本社ルクセンブルク)への出資を通して、AZの日本を含むアジア投資戦略を支援する方針であることが2日分かった。生産拠点への投資や、事業買収にかかわる戦略的な助言も行う構え。ベスターにとっては日本法人を昨年設立して以来、初の日本案件となる。

 AZは半導体・液晶の化学素材で世界最大級。2004年に米ファンドのカーライルの傘下に入ったが、関係者によると、ベスターは先に、カーライル保有株の半分を200億円前後で買い取り、出資比率42・5%で並んだ。

 アジアでの半導体や薄型テレビの生産が急伸する中、AZはアジアでの生産・開発の中核となる日本法人を強化する方針。このため、ベスターは今回の出資と併せ、AZ日本法人に取締役1、2人を派遣し、アジア市場攻略を目指して専門的な立場から投資支援していく。

 半導体産業は価格変動の波が大きく、買収ファンドは投資を敬遠する傾向が強かった。しかしメーカーや製品種のすそ野が広がった結果、「市況に左右されず経営改善することが可能になり、魅力的な投資対象となった」(銀行幹部)という。

 昨年、米KKRなどがオランダのフィリップスの半導体事業を34億ユーロ(5000億円強)で買収したほか、三洋電機の半導体事業の売却に日米欧のファンドが多数応札している。

                   ◇

【用語解説】ベスター

 1988年に設立された米国の大手買収ファンド。経営陣による自社買収(MBO)に資金を提供し、経営改革を支援する手法に強みを持つ。年金や大学基金などから出資を受けており、運用資産は70億ドル(約8000億円)。2006年に日本法人を開設した。

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